気温は徐々に秋模様。
さかきです。
未明からの雨は、昼過ぎの今もしっかり止み間なく降り続けています。久しぶりの“いい雨”。チョロチョロ程度の水量であった水源地には、大いなる恵みの雨となるに違いなく、なんとなくホッとしているところです。
ただやはりそこは台風の影響による雨。今のところ誰一人小屋の前を通られる方はいません・・・
しょうがないですね。
ところで、気付けば気温はだいぶ下がり、
昼過ぎ、大天荘の温度計では外気温7.6℃。今日のように風雨がある中、この気温ですと、稜線歩きは注意が必要です。
それは低体温症です。
低体温症は、雪や冬だけに起こる事象ではなく、夏や今ぐらいの時期でも十分に起こり得るもの、むしろ気温が低い中、雨が降っているような時ほど、防寒装備の不備や体調が万全でない時に起こりやすくなります。
今や、登山関係の本やインターネット等でこの手の種々情報が得られます。
8月もあと2日。9月に入りタイミングさえ合えば、ここ標高2,900メートルの稜線上では、いつ初霜や初氷があってもおかしくない程の気温となってきます(朝晩5℃以下)。
にわかに夏空めいても、気温は徐々に秋模様。
これから山にお出かけになる際は、薄手のダウン等防寒装備も携行されることをお薦め致します。
そして何より、少なくとも山に出発される前日は、しっかりとした栄養補給と睡眠を十分に取られますように。高山症状の予防の基本となります。
さぁて、明日の台風一過が楽しみです・・・