夏の名残と秋の気配。
日の出前はガスに包まれていましたが、その後急にガスが取れて、晴れ空が広がってきました。大きな積乱雲の中からの日の出となりました。昨日の夕方からこの辺りにはずっと積乱雲が出ていて、群馬県では大雨となったようです。きっとこの雲の下であったのでしょう。
太陽が昇ると朝日が徐々に槍ヶ岳の上からあたり始めます。
そして、全てに光があたると山々は輝き出します。やはり、こんな朝を迎えると今日も一日がんばろうという気分になります。朝日はいいものですね。
こんな朝日を見ることが出来たのは、昨日のヘリコプターの荷揚げが残っていた分が今朝になったので、朝からずっと外にいられたからです。だいぶ冷え込むようになってきたのですが、今日は気温は高めだったので、荷物を運ぶと汗をかくほどでした。
山肌の色は秋色に変わりつつありますが、細かく見てみると「クロウスゴ」はすっかり秋色になっていました。こうした木々の色の変化が山肌の色を変えていきます。
咲く花はすっかり少なくなりましたが、コマクサが一つだけ花を咲かせているのを見つけました。一つだけというのがまた寂しさを感じさせますが、9月にはいったのに頑張って咲いているこのコマクサには元気をもらった気がします。
今日はむしむしとして、低い雲の多い日中となりました。雲の切れ間から日が差すと暑さを感じ、まだ夏が少し残っているようです。
ヘリポートよりの眺め
河地