進む紅葉。
昨日の雨は夜中には上がり、日の出の見られる朝を迎えました。空気は冷たく、日の出を待っておらっる方は皆さん「寒い寒い」とおっしゃっておられました。日の出の方向とは反対の高瀬渓谷には美しい雲海が広がっていました。こちら側に雲海が入ると高瀬渓谷はまるで大きな湖のように見えます。
秋雨前線は南下したようで、すっきりとした天気とはなりませんでしたが、青空が見られ、人の流れも戻ってきました。やっぱり晴天は気持ちいいものですね。雨の翌日の晴天はいつも以上に気分がいいものです。
この雨で山肌の色づきはさらに進んだようです。双六岳から鷲羽岳辺りも随分と色が変わってきています。また、縦走路に目を凝らせば、所々紅くなっている所もあり、着実に秋は深まってきているようです。
合戦尾根はダケカンバが多く、その葉っぱもだいぶ黄色くなってきたようで、合戦尾根の山肌の色も随分と変わってきています。雲間からは安曇野の街も見え、街からも久しぶりに燕岳の姿を見ることが出来たでしょう。
午後になってくると東側にはガスが湧き、ブロッケン現象も見られました。この写真に写っている白い光の半円は一体何なんでしょう。ちょっと不思議な光景でした。
秋雨前線の動きによって天気はどうなるか分からない日々が続きそうですが、どうやら明日も雨が降らない予報となっています。これから週末に向けて、少しづつ人の流れが戻ってきそうです。
河地