なんとか持ちこたえた天気。
秋雨前線や台風の接近によりこの連休の天気は思わしくない予報となっています。でも、天気はどうなるかわからないものなのでいい方に転がることを期待したいものです。そんな今朝は雲の多い空で始まりました。日の出も随分と遅くなってきて、夏であればとっくに明るくなっていた時間にまだ街の灯りが輝いて見えます。
ここ燕山荘では秋分の日になるとちょうど浅間山の真上から太陽が顔を出します。今日の日の出は雲の中でぼんやりとしたものでしたが、もう数日すれば、浅間山の真上に登る太陽を見ることが出来ます。
ちょうどその頃、槍ヶ岳の上には巨大なレンズ雲が現れていました。上空に吹く風が強く、それが槍ヶ岳にぶつかり、山岳波となって出来たものでしょう。この雲が現れると天気は下り坂に向かうことが多いです、実際この後天気は崩れてきました。
今日の山の稜線の色付き具合です。山の上はすっかり寒くなり、気が付けば半そで姿のスタッフもほとんどいなくなりました。ついこの間まで夏だと思っていたのですが、気付かぬうちに季節は進み、もうすっかり秋が深まってきています。日に日に変わっていくこの山肌の色を見るのがこのところの毎日の楽しみです。
午前中は雲を通して日差しがあり、秋によくあらわれるイワシ雲も現れ、なかなかきれいな空模様でした。
天気予報通り午後になると雲がどんどん厚くなってきて、夜には雨が降り出してきました。皆さん、明日の天気を知ってのことか今日中にほとんど方が燕岳に登ってこられました。天気予報によると明日の稜線はなかなか厳しい天候になるようです。夏でさえそうなんですが、雨と風は低体温症を警戒しなくてはなりません。ましてや気温の低くなってきたこの季節夏以上に低体温症への注意が必要となってきます。無理だけはなさらないで下さい。
そんな厳しい天候となりそうですが、この雨が上がった後の稜線の色付き具合が楽しみです。
ヘリポートよりの眺め。
河地