晩秋へ。
さかきです。
数日ぶりです、じっくり大天荘の前からのご来光を拝むことが叶った9月最終日。陽の出る位置も、浅間山からだいぶ離れてきました。
▲槍・穂高連峰
パッと見、稜線トップの紅葉の盛りはどうも過ぎた感がありますが、朝日を浴びるこの山肌の渋めの色合い、個人的には好きです。
稜線の季節はそろそろ晩秋へと移ろうとしています。
大天荘のシンボルツリーであるナナカマドの実。秋を感じますね。
そうなると大天井岳周辺の人通りは、平日に限っては落ち着いてきますので、静かな北アルプスを楽しみたい方にとっての登山シーズンはこれから始まる、といっても過言ではないでしょう。
大天井ヒュッテさんでもここのところ秋の道直しが始まったようですが、我々大天荘チームも、これから人通りの少ない、小屋閉め作業始まるまでの数日間、よっぽど天候悪くなければ、道直しに勤しむ日が再開します。
夏山シーズン前に中途半端状態であった現場から作業開始。ただやはり季節は秋。今日は晴れ間はあっても、西風が冷たく、ちょっと手を休めると肌寒く、防寒着として持ってきた雨具は重宝しました。
そのちょっと手を休める時、表銀座縦走路を見ると、山肌の色合いがじつにきれいだった。
▲切通分岐から先、西側斜面
▲同じく東側斜面
この斑模様も、日に日に色濃くなってゆくことでしょう。
さぁ、明日から10月。
大天荘の営業も残り3週間弱。どんな日々の移ろいが待っているのでしょう。
今シーズンの初雪はいつかな・・・