季節はまた一歩前進。
早いもので9月は今日で終わり。秋が深まっていきます。9月は雨の日が多かったのですが今日は晴れとなり、赤や黄色に美しく染まる山々を楽しむことが出来ました。
そんな今朝は雲海の隙間から街の夜景が、そしてその奥には富士山と美しい夜明けとなりました。昨夜は気温がどんどんと下がっていったのですが、朝になると若干上がって6度とまたもや初氷とはなりませんでした。
日の出前、浅間山の上にはよく見なければ気づかないほどの細い月がありました。月齢を調べると28.7。明日は新月ですね。
雨が上がり、そこに現れた山肌の色は秋がまた一歩深まったようで茶色の部分やダケカンバの白い木の幹が目立つようになっていて、先日までの様子とは随分変わっていました。
日中はこの時期としてはさほど寒くなく、外で紅葉の景色を楽しまれている方もいらっしゃいました。街ではまだ紅葉には程遠いことでしょうから、この一足早い秋の訪れに皆さん感動しているようでした。
日中はどんどん雲が増えてきて、太陽の日差しはその隙間から所々にあたるようになってきました。その光がちょうど鹿島槍にあたり、いつもと違った表情を見せていました。
天気が崩れる時に現れる傘雲の例として、よく富士山の真上にかかる傘雲の写真を見ることがありますが、まさにその見本のような傘雲が見られました。
実際、だんだんと天気は下り坂に向かっていき、青空より雲の方が多くなってきました。そんな時、東の空には美しい虹が見られました。
ヘリポートよりの眺め
ヘリポート下のナナカマドの葉はすっかり落ちてしまい、実だけとなってきました。この光景を見ると季節がまた一歩進んだと感じさせられます。
河地