秋晴れ。
朝のうちは雨が降っていたのですが9時頃から青空が広がりだしました。まさに待望の青空です。青空が広がるとこんなにも気分がいいものなのですね。
裏銀座の山々の紅葉も随分と下に下がってきました。高瀬の渓谷には雲海が入り、紅葉と雲海の競演が美しい秋の光景を作り出していました。
燕山荘直下よりの眺めはすっかり茶色になってしまいました。この降り続く雨が止み、すっかり緑色はなくなっていました。晩秋へと季節は歩みを進めています。ただ、今日の日中は気温が高く、登山道を歩けば汗をかくほどでした。
三角点より燕山荘方面を望む
ダケカンバの葉っぱはかなり散ってきています。そのため数日前までは黄色かった山肌の色も地面が見えて茶色くなってきました。その中にあってダケカンバの白い木の幹がよく目立つようになってきました。これもまた美しい光景です。日々こうして変わっていく景色を毎日見られるのはとても幸せな気がします。山で働いていていいなと思える時です。
合戦小屋でのスイカの販売は終了しましたが、代わりに始まったお汁粉がなかなか好評のようです。寒い日にはさぞおいしいことでしょう。また今年は合戦小屋のベンチが新しくなり、雰囲気も変わりました。
紅葉はどんどん下へと下がってきています。第2ベンチ辺りにあるオオカメノキの葉っぱも紅く色づいてきています。5月の中旬ころ、オオカメノキの花が咲き出してきて、いよいよ山にも春がやってきたと思っていたのがつい最近のように思えてきます。
今日の日中は雲海が広がり続けたので、街ではきっと曇り空だったのではないでしょうか。山の上は久しぶりに気持ちのいい秋晴れとなりました。残念ながら夕方には雲が多くなってしまい、日の入りは見られませんでしたが、こんな美しい光景が見られました。やっぱり晴れた日はいいですね。
河地