初雪。
さかきです。
ここ数日で、初霜、初氷ときましたが、今日は“初雪”です。
午前中の陽ざしに誘われて干していた布団を昼頃取り込もうとしていたところ、なにやらほっぺたに冷たいものが。そう、チラチラ舞ってきたのでした、粉雪が。
夕方まで断続的に舞い続けましたが、もちろん積もることはありません。
ただ、昼間で雪が舞うくらいです。早朝、並びに午後は昨日以上に寒かった・・・
まだこの寒さに慣れない体を酷使し、今日も一日外作業に勤しんだ次第です。その時々の周辺の様子を。
▲ご来光直後
▲左 四阿山 右 浅間山
今日はヘリコプターの輸送作業の日でした。陽が昇る直前から、荷の受け入れ態勢や下げる荷物の確認等で、ヘリポートとなるテント場で作業をしていましたが、今朝もきれいな東の空でした。浅間山麓から広がる雲海も、この時期らしい漂い方。ただし!気温氷点下の下、体には堪える寒さだったなぁ。
▲剣立山に針ノ木と、アエロスパシアル式AS350B3エキュレイユ
▲ヘリポート着陸
▲し尿タンク回収
大天荘における今シーズンのヘリコプター輸送作業も来週がラスト。今年も東邦航空には大変お世話になりました。
▲槍・穂高連峰
輸送作業後、ふと槍穂を見れば、表情はすっかり晩秋から初冬モード。あとは白いものを身にまとうだけ、と言わんばかりの様相です。
一方足元に目を落とすと、
紅く熟したコケモモの実がたわわに実っていますし、小屋のほうでは、
ナナカマドの紅い実が何ともいい感じ。
そう、この後、陽ざしがたっぷり注いだため、布団を干したものの、昼前から急速に広がってきた雲と気温の低さが相まって、雪が舞ってきた、というわけです。
とはいえ、風雪模様でもない限り作業の手を緩めるわけにはいかず、営業終了目前、小屋閉め目前にやらなければならぬ外作業はいろいろあり。
その一つ、先週から再び手を付けていた登山道の改修に一区切りをつけに、再度現場に。
いずれも9月30日の写真。改修前ですが、この頃はまだ稜線近くの紅葉が残っていた時期でした。それから約10日後の今日、
浮かぶ雲は雪雲、山肌はすっかり茶色くなり、まさに晩秋と初冬が一緒。
らせん状にしたかったステップですが、地盤が岩だらけで、なかなか気の杭が思った所に入らず・・・でも歩きやすくはなったかと思います。
と、こんな今日一日でした。
明日は水源地の小屋閉めに向かいます。せめて今日より少しは暖かくなって作業がしやすい環境になってくれれば・・・なんて、そううまく“気温”は融通効きませんね。
何せ、今20:40。外は既に-3℃以下。
今日よりも寒いんだろうなぁ。