すっかり寒くなりまして。
今朝も氷点下の朝を迎えました。今年の秋は暖かかったのでいつも以上に体が寒く感じてしまいますが、これがこの時期の本来の気温です。そろそろ水回りを中心に本格的に寒さ対策をしていかなくてはならない季節となりました。そのため営業しながらの作業となりますのでご迷惑をおかけすることがあるかと思いますがご理解をお願いします。
昨日に比べ、やや雲の多い空でしたが今日も気持ちのいい空が広がりました。10月の連休を終え、営業を終了する山小屋も出てきました。特に槍方面へ行かれる方は大天荘・大天井ヒュッテの次は槍ヶ岳山荘になりますのでご注意を。日中でも気温が低くなっているので寒さ対策だけは万全にしてください。
今日も朝から雲海が広がっていましたが、午後になってだんだんと雲海も取れてきて、松本の街並みを見ることが出来ました。今日は街からも燕岳が見えたことでしょう。
合戦尾根のすっかり葉を落としたダケカンバの白い幹に光があたるとそれが輝いているかのように見えます。晩秋の山の美しさですね。そして気が付いてみれば有明山の中腹あたりの木々の紅葉も始まり出したようです。秋は下へ下へと下ってるのがここからはよくわかります。
今日も周りの山々がくっきりと見えました。燕岳の横に見える立山は岩稜の山で木々は少ないのですが、山肌の色は秋の色へと変わってきています。
ヘリポート下のナナカマド今日も青空に映えとても鮮やかです。また、エサの少なくなるこの季節動物達には貴重なエサとなります。
このナナカマドに人が多く集まっていたので行ってみるとそこには二羽の雷鳥がいました。秋にはよくここへナナカマドを食べにやってきます。しかし、違う鳴き声が聞こえてきました。そちらに目をやるとウソがナナカマドの実を食べていました。あまり姿を見かけない鳥なのでうれしくなりました。器用に羽をばたつかせて落ちないように上手にえさを食べていました。一方雷鳥もこの実を食べに枝に登っているのを見たことがありますが、体が重いのか、実を食べながら枝から落ちるのを何度か見たことがあります。
一方、雷鳥は木の下でこのウソがナナカマドの実を食べ終わるまで木の下で恨めしそうな顔をしてじっとしていました。こんな小さな鳥でも近づきたくないのでしょうか。ウソがいなくなるとようやく動きだして、落ちている実を食べだしました。
ライチョの色も冬の色へとだいぶ変わってきていました。
明日はさらに気温が下がるようです。すっかり寒くなりましたね。
河地