ワンダーランド
10月18日(火) 午後5時の気温:16℃ 天気:晴れ
猿、狸、狐、熊、鼠、貂、氈鹿・・・
漢字テストではありません。w
有明荘まで来る山道の「中房線」で見かける動物たちです。
猿(さる=ニホンザル)
サルは中房線で、昼夜、季節を問わず、最も容易に目にすることができる動物です。人に慣れていて、写真を撮ろうとしてもなかなか逃げません。
狸(たぬき)
タヌキは中房線でも、比較的、麓(下の方)で見かけます。夜、ヘッドライトの先を、車を先導するかのように道路を駆けて行ったりします。
狐(きつね=ホンドギツネ)
今や、キツネは麓から山の稜線近くまで、広い範囲で目撃されます。警戒心が強いですが、中房線では、サル、タヌキに次いで、(大抵は夜)よく目にします。
熊(くま=ツキノワグマ)
ヒグマやカナディアングリズリーの印象のせいか、皆さん非常にクマを恐れていますが、実際は、クマの方がよっぽど人を恐れていますw。中房線では秋の夜、木々の向こうから二つの目がオドオドとこちらの方を見ていたりします。
鼠(ねずみ=ヒメネズミ)
ネズミはアスファルトを照らすヘッドライトに誘われるようにスッと飛び出したと思うと、「ヤバイっ!」という感じですぐ引き返すという、ちょっと不思議な動きをします。
貂(てん=ホンドテン)
イタチの仲間、テンは、もう少し標高の高い所に生息するイメージですが、冬季閉鎖が明けた最初の入山などでは、この警戒心が強いテンも、中房線で見かける事があります。(三国志マニアはこの漢字で「貂蝉」を思い浮かべるでしょうかw)
氈鹿(かもしか=ニホンカモシカ)
特別天然記念物のカモシカも、ここ中房線では頻繁に見かけます。すぐ横に車を止めてもにわかに逃げ出したりはせず、怖い生き物(人間)が立ち去るまで目を合わせないようにジッとしているようです。
様々な野生動物も生息する大自然の中にある「有明荘」ですが、木々の葉の色も、いよいよ鮮やかな赤や黄に変化してきています。「秋の日は釣瓶落とし」、暗くなってきたなと思うそばから、見る見るうちに夜が近づいてきます。山に向かわれる方は午後2時頃までに到着する計画を立てましょう。
(猪股け)