穏やかな秋の一日。
今朝も氷点下にならない気温でした。ここ数日先も暖かな日が続きそうで、水道の凍結の心配もなく、少しホッとできる日々が続きそうです。寒さが緩むと日の出もゆっくりと楽しむことが出来ます。日の出ももう数日すれば6時台へとなっていきそうです。
太陽が顔を出すと山肌の色は紅く染まりだしました。茶色い山肌なので紅がより一層強調され、とても紅くなります。また、すっかり葉を落として白い幹だけとなったダケカンバの木も紅く染まり、これまた美しいものです。
昨日の雨なのでしょうか、夜露なのでしょうか、ナナカマドの赤い実には水滴が付き、それが朝日を受けてキラキラと輝き、朝日に紅く染まる山肌のようなダイナミックさはありませんが、小さな美しさがここにもありました。
今日の太陽は顔を出したと思ったら、すぐに雲に隠れてしまいましたが、その隙間から差す光が雲海を美しく照らし出し、楽しみが2度ある日の出となりました。
稜線にあるカラマツは今にも葉をすべて落としてしまいそうになってきましたが、2400mあたりにあるカラマツの黄葉はとても美しく、ここから見てもよくわかります。この稜線で暮らしていると紅葉が下へとどんどん進んでいく様子がよくわかります。
燕山荘営業は11月23日の宿泊までとなり、まだまだ営業期間はひと月以上ありますが、雪対策だけは進めていかなければなりません。今日のような暖かい日だとついつい油断してしまいそうになりますが、油断だけは出来ません。少しずつ、この作業を進めています。
日中はガスに包まれることが多かったですが、日が沈んだ後、南西の方向には金星が明るく輝いていました。そして、天頂を見れば、夏の大三角形を見ることが出来ました。すっかり、夏の気配はなくなりましたが、まだまだ夏の星座を楽しむことが出来ます。今日は5℃とあまり寒くないので外で星空を楽しんでいる方が多くいらっしゃいました。
河地