盆地と霧。
休館日の今日は晴れとなりました。天気に合わせってこの日を選んだわけではないので、登山を楽しみにされていた方には申し訳ない気持ちで、この晴天も素直には喜べませんでした。しかし、きれいな日の出でした。
このところ雲海がきれいに広がる日が多かったのですが、今日は違いました。晴れていい天気でしたが、安曇野の街は低い雲に覆われて見ることが出来ませんでした。これは恐らく雲ではなく霧なんでしょう。安曇野から松本にかけて梓川などの川のせいでしょうか、これからの季節はこうした霧がよく発生します。朝に安曇野まで来て霧で真っ白でも、この霧は太陽が登ればなくなるものなので心配はいりません。実際山の上では朝からとてもいい天気でした。
また、ここから眺める街の景色を見ると長野県は盆地が多いことがわかります。今日のようにあちこちの盆地に霧が発生していると余計にそう感じます。
その霧も10時位になると取れてきて、あちこちの屋根に日が当たり、それがキラキラと輝いていました。
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日中は気温も高めで、春を思わせるような陽気でした。こんな日を小春日和というのでしょう。本当に穏やかな天気の一日でした。
午後になってくると雲がだんだんと増えてきて、夕日は見ることが出来ませんでしたが、その少し前、雲の間から差す光が燕岳から伸びる尾根の末端あたりのカラマツの黄葉が美しい辺りにだけあたり、なんとも素敵な光景でした。
夜になって雨が降り出してきましたが、明日は再び天気は回復しそうです。
明日も引き続き、館内メンテナンスのため休館いたします。明後日より通常営業となります。ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。
河地