燕山荘~大天井岳登山道事情
さかきです。
11月4日撮影のものですが、燕山荘~大下りの頭の登山道の状況をお伝え致します。
以降、降雪次第では、この画面の様相をはるかに凌ぐ積雪となることが予想されますので、参考までにご活用願います。
▲大下りの頭から大天井岳方面
▲大天井岳拡大
▲蛙岩~大下りの頭(西側斜面)
▲蛙岩~燕山荘(西側斜面)
この日、吹き溜まっている登山道箇所で30㎝程。日当たりよく、比較的暖かい東側斜面(安曇野側)に位置する登山道上は、だいぶ融けはじめていましたが、一方で西側斜面の登山道、場所にもよりますが根雪になりそうな箇所も見受けられます。
そして、今回の降雪を機に、燕山荘~大下りの頭にかけて、夏道と冬道のルートの掛け替えをしてあります。
▲蛙岩付近(大天井岳方面を見る)
▲冬ルート入口拡大
▲蛙岩付近(燕山荘方面を見る)
いずれも、緑ロープ・トラロープにてルートの誘導を施してあります。
また、他の要所も、ご覧のようにロープや上のような石の積み上げで道を誘導してある所があります。
これにて燕山荘~大天井岳は、原則冬ルートの通行をお願い致します。
なお、まったく雪がない場合、ロープまたいで夏ルートを通行して頂いても構いません。各自のご判断に委ねますが、少しでも不安を感じられるようでしたら、冬ルートを通行してください。
先日のブログでも記しましたが、燕山荘から常念岳方面の縦走路は、これからの積雪時は熟達者向け(バリエーションルート)です。夏道と違い、ややルートが不鮮明に見受けられる箇所あり、吹き溜まりによる積雪多量の場合はルートファインディングの要素が必要となります。
夏の穏やかな様相とは違い、天候が悪化した際の気温の低さや風の強さは想像以上です。
以上の点十分留意され、安全で事故怪我のない登山を是非ともよろしくお願い致します。