もう少し。
昨日の天気とは打って変わって、夜明け前にはきれいな星空が広がっていました。冬の星座の主役であるオリオン座ですが、明け方になるともう少しで沈んでしまいそうな位置まできています。
今朝の玄関前には日の出を見ようと多くの方々で賑わいました。雨の中を皆さん登って来られたので、今朝のこの晴れに大変喜んでいらっしゃいました。こうした賑わいもおそらく今日で最後となることでしょう。いよいよ小屋閉めが近づいてきました。
昨日は雨でしたが、雪がなくなってしまうことはありませんでした。量はまた減ったようですが、この調子でいけば今年は雪を踏みしめての下山が出来そうです。
昨日は雨だったのでほとんどの方が今朝、燕岳を目指されました。休日とあってのんびりされる方が多く、午前中は活気に満ちていました。
朝のうちは非常に天気が良く、槍ヶ岳もきれいに見えていました。今日一日この天気が続くのと思ったのですが、次第に雲の多い天気となってきて、その後槍ヶ岳を見ることは出来ませんでした。
皆さんがゆっくりされていた理由にはもう一つありました。昨日の雨で水分を多く含んだ雪が、今朝の冷え込みで凍り、朝早くは雪面がツルツルとなっていました。そのため、気温が少し上がって雪面が柔らかくなってから下山すればいいという方が多くいらっしゃいました。雪のある季節は、こういった雪面の状況判断も大切になってきます。
小屋閉め作業も終盤です。
雨戸が入った小屋はなんだか寂し気ですね。
午後になってくると黒い雲がかかるようになってきて、夜には雪が舞い始めました。
営業も残り数日となってきて、小屋閉め作業と並行しての営業となります。ご迷惑をおかけしますが、残り少ない今シーズンの燕山荘をどうぞお楽しみください。
河地