雪煙舞う。
晴天はどうやら昨日だけだったようで、早くも天気は下り坂へと向かっていきました。このところ、天気が周期的に変わっています。今朝も皆さん、日の出を期待して7時前頃より、玄関前に集まっていらっしゃいましたが、雲に阻まれ、八ヶ岳の上がほんのり赤くなるだけでした。しかし、それはそれで美しいものでした。
日が登る時間になるとこの辺りには光が当たりませんでしたが、鹿島槍や蓮華岳には日が当たったようで、美しく赤く染まりました。今日のような天気の日には思わぬ感動もあるものです。
朝から強い西風が吹き、あちこちに雪煙が上がっていました。この雪煙は離れたところから見ている分には美しいのですが、その中にいれば目も開けていられない状態となります。
雲の切れ間から、燕岳の一部にだけ日が差して、いつもと違った美しさの景色が見られました。
昨日は美しい姿を見せていた富士山ですが、今日は雲がまとわりつく様に富士山を包み込んでいました。富士山の姿は見えなかったのですが、雲の形が富士山の形をしていて、ちょっと珍しい光景でした。
午後になって雪が降り出してきました。玄関前にはスタッフが作った雪だるまやイグルーも出来て、この時期らしい光景となっています。そして、いよいよ年の瀬も迫ってきて、小屋の中でもお正月飾りを始めました。山の上でも年の瀬らしくなってきました。
河地