間もなく営業開始。
中房線の補修工事により、冬期閉鎖が伸びそうでしたがなんとか予定通り明日の正午には開通することになり、我々スタッフも一安心です。22日からの営業開始に向け、準備も順調に進んでいます。
穏やかな朝を迎えました。麓ではかなり冷え込んだようですが、放射冷却だったのでしょうか、ここでの冷え込みはさほどなものではありませんでした。日の出は随分と早くなり、5時を少し過ぎると太陽が顔を出してきます。春らしい少し霞んだきれいな朝でした。
上山以来、最も美しい風景が広がりました。真っ白な槍穂高連峰がとてもきれいでした。燕岳は本当に展望のいいところです。
先日、日没のため途中で終わってしまったヘリコプターの荷揚げも今朝、無事に終了し、物資がすべて整いました。あとはもう少しの準備だけとなり、いよいよ営業開始が近づいてきました。
燕岳方面にルートの目印となる赤旗立てや小屋周りを歩きやすいように雪を切りました。
燕岳より燕山荘
燕山荘もすっぽりと雪に覆われています。小屋周りの積雪量はびっくりするほど多くはありませんが、東側への張り出しがいつもより多い気がします。
一方、合戦尾根の積雪量はかなり多いようです。今日、スタッフ2名が上山してきた時の状況を燕山荘のホームページに掲載しますので、そちらをご覧ください。
小屋周辺の雪は非常に硬くなっていて、アイゼンがないと歩くのは困難です。おそらく最近降った雨が固まったからでしょう。表面が非常に硬くなっています。
午後になると天気は崩れてきて、常念岳にぶつかって出来た山岳波の影響でしょうか、レンズ雲が現れていました。この雲が現れると数時間後に天気が崩れることが多くあります。実際、夕方頃より雪が降り出してきました。
河地