素敵な朝。
下山日はモルゲンロートの美しい朝となりました。こんな素晴らしい眺めともしばらくお別れとなると少し寂しく感じます。四月に戻ってくる時には小屋はもっと雪に埋まっていることでしょうか。小屋明け頃が例年であれば積雪量が最も多くなります。
裏銀座の山々や穂高には寒気による雪雲がかかっていましたが槍ヶ岳は美しい姿を見せてくれました。同じ北アルプスの山でも日本海からの風が直接当たる所とそうでない所ではてんきが大きくことなります。
霧氷
朝日に照らされる霧氷
サンピラー
今朝はマイナス17℃と冷え込みました。そしてそんな寒さの厳しい時にしか見られない自然現象もあります。冬山は厳しくなればなるほど美しさを増してきます。
昨年に続き比較的穏やかな冬となっています。これまではこの冬期営業中
ではマイナス20℃以下で風速20m以上という日になることがありましたが、今年もそのような日はありませんでした。雪も少なく地球の温暖化をここでは感じられるようになってきました。この素晴らしい大自然をいつまでも残せるように、皆さまにここ燕岳の美しさをお伝えすることの大切さを感じました。
ここからのブログの発信はこれで終わりとなります。ご覧に頂き、また励ましのお言葉を頂くこともありありがとうございました。四月の小屋明け頃より、再び燕岳から情報を発信していきたいと思います。
河地