見事な色彩
5月21日(日)午前11時の気温 23℃ 晴れ
昨日に引き続き、今日も素晴らしいお天気に恵まれています。
週末を燕岳で過ごしたたくさんの方々が下山後の温泉に寄って行かれ、久しぶりに賑やかな日中となっています。
新緑の季節を迎えた有明荘周辺。
眩しいほどの新しい緑は、生きるものすべてに活力を与えてくれるような、そんな力強さがあります。
一概に「緑」と言ってしまいますが、様々な色合いの「緑」が混在しています。
『日本の伝統色』で言うなら「若葉色」「若菜色」「鮮緑」「若緑」「薄柳」「若芽色」「柳緑」「若苗色」「萌黄色」などなど。この微妙な色の違いが溶け合って素晴らしい風景を作り上げているような気がします。
見上げれば目に眩しい新緑、そして足元には春を待ちかねていた花たちが次々と顔を出し始めています。庭先では「タチツボスミレ」があちこちに咲いています。
タチツボスミレはスミレに比べて薄い紫色で、葉もハート形をしています。茎がスミレと違い立ち上がっているのが特徴です。高山でなくてもごくごく普通に見られるタチツボスミレですが、長い冬を越えやっと顔を出した小さくて華奢な花に、つい「今年も会えたね」と声をかけてしまいました。
四季折々、素晴らしい風景を見ることが出来る有明荘周辺ですが、個人的には今まさに幕を上げた「新緑の季節」が一番好きな風景かもしれません。
(猪股ひ)