雪から雨へ。
雨音で目が覚めると思っていたところ、布団の中で耳を澄ましても雨音は聞こえませんでした。そして、外に出てみると降っているものは雨ではなく、雪でした。みぞれっぽいものでしたが、辺り一面、真っ白になっていました。久々の白い光景にうれしくなりました。しかし、やがて雨へと変わり、終日雨の一日となってしまいました。
せっかくの週末でしたが、こんな天気だったので登って来られる方も少なく、静かな週末となりました。今日のような天気の場合、冬用のアウターではなく、それより撥水性の高い雨具の方が適しています。天気にもよりますが、もう雨具の方が適した季節となってきました。我々スタッフでもこの時期のウェアー選びには頭を悩ませます。季節の変わり目というのは、装備選びが難しくなります。
今日の日中はほとんど展望も広がることはなく、時折、イワヒバリの鳴き声が聞こえてくるだけで、静かな一日となりました。ガスが少しだけ切れて、蛙岩辺りまで見える時間帯もありましたが。今日のような天気には稜線を歩く人は誰もいませんでした。この時期の雨と風というのは低体温症になる確率が高いので、特に稜線歩きは注意が必要となります。
明日は天気が回復しそうです。今日の雨で雪の量もぐっと減ったのでしょうか。
河地