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有明荘

有明山


5月23日(火) 天気:晴れのち曇り  午後6時の気温:19℃

来週、3日間に亘って行う予定の「有明山登山道整備」の為、昨日は、大天荘の榊支配人と共に、現場踏査に行って参りました。有明山神社を祀る2268mの山頂(北岳)へ向かう3本にルートの内、今回は、有明荘裏手の第3駐車場から登って行くメインルートを、奥社のある中岳まで単純往復して来ました。
このルート、一言でいうと、かなりの「健脚向け」。登り始めて10分もすると、思わず手をつくほどの急勾配が待ち受けます。

ただ、ピンク色のマーキングテープをはじめ、看板や標柱など、ルートを示す目印は非常に多く、きちんと前方を確認しながら進めば、ルートを見失う事はないはずです。

ルート中には、倒木や崩落箇所もあり、そういった所にはロープや鎖が据え付けてありますが、そこは重ねて慎重を期さねばならないのは言うまでもありません。
写真は、身をかがめて倒木を通過する榊支配人。
樹林帯をひたすら登り、やっと、ギンギラに輝くステンレス製の鳥居(※)の建つ山頂(北岳)に到着!
(※これは、避雷針を兼ねているためで、合戦小屋や燕山荘からキラキラと輝いて見える事があります。)

この山頂からは、立ち木が邪魔をして、ほとんど展望が利きませんが、祠の裏手をわずか数十メートル行った三角点からは、安曇野のすべてが一望の下に見渡せます。感動・・・(ウルウル)。

さらに150メートルほど進めば、奥社のある中岳。こちらでは、燕岳から大天井岳に続く北アルプスの絶景が広がります。辛い登りに耐えきったご褒美です(笑)。
昼過ぎから雷注意報が出ていたため、なかなか思うように動かない脚を叱咤しつつ、下山を急ぎ、有明荘に着いたとたんに雷鳴一発!
「オー・マイ・・・」
ほとんど雨にも濡れず、ギリギリセーフの帰着でした。

このルート、「信州 山のグレーディング」では、「3-C」となっていますが、個人的には、限りなく「4-C」に近い「3-C」だと思います。チャレンジされる方は、万全の装備(※)と十分な水(飲料)、行動食をお忘れなく。(※ ヘッドライト、非常食、レスキューシートやツェルト、笛など)

(猪股け)

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