晴れても寒い。
6月に入ったというのに寒い日が続いています。今朝は-4℃以下まで下がり、外のテーブルには霜が降りていました。日の出を待つ皆さんは寒いため、玄関を出たり入ったりしながら、その瞬間を待っていらっしゃいました。雲があっていい感じの空でしたが、ちょっと意地悪な雲があって日の出の太陽は姿を見ることが出来ませんでした。
週末の昨日はテント泊の方々が多くいらっしゃいましたが、きっと寒い夜となったことでしょう。テント場はまだまだ雪の上なので、それにふさわしい装備をお持ちください。
日中も晴れましたが空気はひんやりと冷たい一日でした。きれいな青空が広がり、写真だけを見るとカラマツの新芽も芽吹き出して来たり、山麓では新緑も柔らかな緑が広がりだしてきているのですが。
寒い一日ではありましたが、ミヤマキンバイの花はあちこちで見られるようになってきました。先日見つけた株はまだ一輪しか咲き出してきていませんが、昨日の雪より青空の方が似合いますね。
午後になってくると東側はガスで覆われてしまい、燕岳も半分しか姿を見せていませんでした。こんな天気の日は、登って来られる方はずっとガスの中を歩くことになります。しかし、西側は晴れているので稜線に出た途端広がる大展望の嬉しさはひとしおのものではないでしょうか。今日もそんな笑顔をたくさん見かけました。
夕方になると気温は再び氷点下となってきました。日の入りを見ようと外にいらっしゃる方も寒い寒いとおっしゃっていました。雲が多かったのですが、その切れ間から差し込む光があたる部分だけ、輝いて見える美しい光景が見られました。毎日、山の上にいて同じ景色を見ているのですが光の加減や雲の様子、気温、風同じものはなく、毎回違う感動を感じます。
日が沈み、さらに気温は下がってきましたが、その後、雲が真っ赤に焼け感動の声があちこちから聞こえてきました。明日の朝は今日以上に冷え込みそうです。6月に入ったのに寒い日が続きます。
河地