寒い一日。
昨日、降雪があったので今朝の日の出はとても楽しみでした。そして4時15分頃、外へ出てみるとそこには期待通りの美しい光景が広がっていました。氷点下の凛とした空気の中、霧氷も落ちることなく残っていて、それが朝日に紅く照らされ見事でした。冬のような朝となりました。
昨日の降雪で標高の高い部分は白さを増したようで、赤く染まる朝焼けがより一層美しくなりました。
今回の6月の降雪に、一足早く顔を出してきたコマクサの新芽も少しびっくりしたのではないのでしょうか。今朝見てみると雪の中で寒そうにしていました。雪とコマクサのこの組み合わせはなかなか見られないものです。
日中はかろうじてプラスの気温になってきましたが、雲が多くて日差しが少ないため、とても寒い一日になりました。しかし、プラスの気温になったことで屋根から雪がドスンドスンと大きな音を立てて落ちていました。日影部分には雪が残っていましたが、日が当たる所はほとんど解けてしまいました。
天気図を見ると西高東低の冬型となっていて、そのせいでしょうか裏銀座の稜線部分では雪が降っているようでした。とても6月とは思えませんね。また北東方向にはレンズ雲のようななんとも怪しげな雲も出ていました。
雲の多かった今日ですが太陽が西に傾いてくる頃、安曇野の上にぽっかりと浮かぶ雲の影が街に映り、ちょっと面白い光景でした。
日が沈む頃には気温は再び氷点下になってきました。明日の朝はさらに冷え込みそうです。こうなると雪面は固くなり、まだまだピッケルやアイゼンが必要となります。
河地