今日から6月。
早いもので、もう6月なのですね。雪の多かった今年はまだまだ残雪がたくさんあり、6月という感じがしないのですが・・・
朝から雨が降ったり止んだりで展望のない一日になってしまうのかと思っていたところ、15時頃よりガスが切れ、燕岳も姿を現してきました。天気予報を見てもこの2、3日が天気が変わりやすいようです。そんな中でも短い時間でしたが、美しい燕岳が姿を見せてくれました。
スカッとは晴れませんでしたが、雲がちょっと面白い光景を創り出していました。日射しがそんなに強くなかったこともあり、肌寒さを感じる一日となりました。
思った以上に雪解けが進んできています。合戦小屋と三角点の間は、ほんの少し前までは、ほぼ直線で歩けていたのですが、今は7割方ジグザグの夏道沿いへと変わりました。歩きづらいところはスコップで掘りましたが、日に日に雪解けが進んでいくので、数日後には歩きづらくなっている場合もあります。登山道の雪を掘るにあたって、安全を第一に考えて行うのですが、もうひとつ大事なことは雪の中から出てくる植物を踏んで傷めないようにルートを付けています。
三角点から少し上がったところにある通称「おほめの松」と呼ばれるカラマツもだいぶ芽吹いてきて遠くから見ても枝先が緑色に変わってきているのが分かりました。雪解けが進むにつれ、植物たちは元気になっていきます。
このところ小屋周りではイワヒバリたちがとても元気で、ぴりぴりときれいな鳴き声でさえずっています。そのイワヒバリとよく似たカヤクグリはイワヒバリより警戒心が強く、すぐに逃げてしまうのでなかなか写真を撮れませんが、今日は登山道上で写真を撮ることが出来ました。
雲の多い夕暮れでしたが、雲を通して太陽の形がはっきりと分かるちょっと面白い日の入りとなりました。明日は特に午前中、天気が悪いようで雪や雷といった予報となっています。ちょっと注意が必要な天気となりそうです。
雑誌ランドネの取材がありました。天気がすっきりとしない中でしたが、無事取材は終わったようで皆さん笑顔で下山されて行かれました。今回の記事は6月下旬発売の8月号に掲載される予定です。よろしかったらご覧ください。
河地