梅雨晴れもそろそろ終わり?
麓の安曇野の水田では田植えもすっかり終わり、水田の稲穂も順調に育っているようで緑のじゅうたんを敷き詰めたように美しくなっています。夜にはかえるの大合唱となり、大変賑やかです。その水田越しに見える北アルプスの山々は雪がぐっと少なくなり、初夏の装いとなっています。
山の季節も日に日に進んでいます。木々の芽吹きもどんどん進んでいて合戦小屋下辺りのダケカンバの緑色がとても鮮やかです。青空と残雪を背景にするこの景色は本当に美しいものです。また富士見ベンチ下ではミネザクラも咲き出してきました。
7月、8月に行われる学校登山の下見に先生方が登って来られました。登山当日には混雑などご迷惑をお掛けするかもしれませんが、故郷の山を登り、故郷の素晴らしさを知ることが出来る学校登山を温かい目で見守ってあげてください。
今日の日中も初夏の日差しが降り注ぎ、暑いほどでした。梅雨入りしてからとにかく晴れの日が続いています。うれしい反面、水不足が心配になってしまいます。しかし、天気予報を見ているとどうやらこの先梅雨空が戻ってきそうです。降るべき時に雨が降らないとのちのち困ったことになるので今しばらくはがまんでしょうか。
先日、燕山荘企画のライチョウ観察会の皆様とご一緒に燕岳を目指した時、イワヒバリが岩穴から出たり入ったりしているのを見かけました。そして今日その穴を覗いてみるとお母さんイワヒバリが卵を抱えていたのでしょうか、巣を温めていました。あんまり覗くと嫌がるので一枚だけ写真を撮らせてもらいました。この後が気になりますが、しばらくはそっとしておいてあげようかと思います。元気な赤ちゃんが育つといいですね。ここ最近イワヒバリたちが元気だったのは、恋の季節だったからなのでしょう。
今日も天気のいい一日で、美しい夕日で終わっていきました。こんな穏やかな一日というのは、時間もゆっくり流れいいものですね。
河地