晴れ間。
今年の夏は一体どうなっているのでしょう。オホーツク海高気圧が元気なのか太平洋高気圧が弱いのかわかりませんが、夏空がやってきません。今朝も霧雨が降り、皆さん、雨の中、残念そうに下山されて行きました。こんな天気だと当然伸びに伸びているヘリコプターの荷揚げも出来ません。そうなると人力に頼るしかありません。男性スタッフ総出で合戦小屋まで食材を背負いに出かけました。しかし、こんな天気でしたが多くの方が登ってきてくださり、ありがたいことです。
午後になって、急に雲やガスが切れだし、燕岳や青空が広がりました。そうなると急に外にいらっしゃる方々の楽しそうな声が大きくなり、とてもいい雰囲気が広がりました。やっぱり晴れっていいですね。
そして、学生さんたちは夏休みに入ったのでしょう。テント場も多くの学生さんたちで大変賑やかになりました。
日が沈む頃にはまたガスに包まれてしまいましたが、その少し前、太陽の姿をはっきりと見ることが出来ました。久々に太陽の強い光を見ることが出来ました。
天気は一時回復したものの、残念ながらヘリコプターによる物資輸送は出来ませんでした。久しぶりに槍ヶ岳の姿を見ることが出来たのですが、それも長くは続きませんでした。天気予報もなかなか難しいようでコロコロと変わります。明日はいいほうにはずれてくれて晴れてほしいものです。天気が悪い日が続き、ヘリコプターが飛べないとなるとヘリコプターのありがたさを改めて感じます。
河地