登山前夜の睡眠は重要です。
さかきです。
8月の週末は、今日入れてあと2回。ついこの間7月17日の海の日を迎えたと思ったら、もう夏休みも残りわずか。早いですね。
結局今日は、小雨模様にて夜は明け、日中も霧や雲がなかなか取れない空模様でありました。ようやく夕方、槍ヶ岳の山肌が一瞬見え隠れするまでに視界は開けましたが、これが精一杯でした。
それでもヒトの流れは週末土曜日とあって、そこそこ賑わいをみせました。
さて、先週の山の日以降、賑わう人波の中、「頭が痛い」「むかむか吐き気がする」といった、高山症状を訴える方が、目立ちました。
▲左:パルスオキシメーター、右:血圧計
今日この場では、この後の諸事情により手短に概要だけをお伝えします。
ほとんどの方に共通するのが、
① 登山前夜に十分な睡眠が取れていなこと
② 無理してそのまま登り、途中十分な水分が取れていない
③ 小屋に着き、その疲れですぐに横になってしまう
予防法は、①~③の真逆をして頂くことです。特に③については、可能であれば小屋に到着して30分~1時間程は小屋周りをぶらぶら散策し、その高さに慣れてもらうことがベストです。
そしてもし症状が出てしまった場合は、暖かい格好で外に出て、水泳の息継ぎと同じ、しっかり息を吐ききる深呼吸を15~30分程して頂くこと。これが、一番体内に酸素を行き渡らせる方法で、これでほとんどの方に、症状の改善が見られます。要は体内の酸素不足によるものが要因だと思います。
にわかに頭痛薬等薬に頼ってもなかなか治りません。
この話題につきましては、今後定期的にお伝えしてまいりたいと思います。
ということで、今日はこれにてランプの喫茶室に場所を移し、・・・。