図鑑のよう・・・
さかきです。
雲多め、決して槍穂などがバッチリ見えたというわけではありませんでしたが、今日も日中は概ねよいお天気となりました。
大天井岳頂上に浮かぶレンズ状の雲が妙に印象的だった今日の昼下がり、水源地からのポンプアップの様子を気にかけつつ、小屋周りの草木の装いを観察。
▲ウラシマツツジ
▲オヤマソバ
いずれも植生は十数メートルとも離れていません。
何か図鑑を見ている感じです。「夏はこうで、秋になると葉っぱはこうで」みたいな・・・
▲ミヤマコゴメグサ
▲イワツメクサ
ミヤマコゴメグサはもう終盤、数株残すのみとなりました。でもまだ残っているもの達は、きれいに咲いています。
と、カメラ片手にウロウロしていたところ、谷間の方から「カチカチ」と何かをかじっているような音が聞こえました。
この中に何かがいるのですが、わかりますか?
正体はニホンザル。ここ数年、8月後半になると谷間から上がって来て、9月下旬頃までこの稜線界隈をうろつくのが常態化しています。
特にこれからの時期、ハイマツやクロマメノキなどの植物が実をつけるため、それを目当てに。一昨年は、このニホンザルが雷鳥のヒナをくわえた衝撃的な画像が全国区で公開されたのは記憶に新しいところです。
もし、この界隈でニホンザルを見かけられましたら、おもいっきり追いかけたり、大声により威嚇するなどして頂き、雷鳥の生息エリアであるこの稜線上一帯が、ニホンザルとって居心地の悪い場所であることを学習させる旨、ご協力頂ければと思います。
なお、無理して追いかける必要はありませんので、ご自身が転倒などして怪我なさらぬよう、それだけは十分お気を付け願います。