人の流れは落ち着いて。
朝、屋根を叩く雨音は大きく、やや強い雨が降っていました。今シーズン最後の学校登山である三郷中学校の皆さんは、雨の水滴が美しく付くトリカブトや始まり出した草紅葉を見ながらの下山となりました。一足早い山の秋の訪れを感じたことでしょう。
そんな雨でどんよりとした朝でしたが、生徒さんたちは笑顔で下山していきました。きっといい思い出になったことでしょう。また燕岳に登りたいと思ってくれる子たちがいるとうれしいものです。
小屋周りにあるナナカマドの実の色づきはここ数日でかなり進んできました。このナナカマドは雨の日は葉っぱに付く水滴がキラキラと輝き、美しさを増します。雨の日の楽しみのひとつでもあります。
10時頃より雲が切れ、所々青空も現れるようになってきました。朝から雨だったこともあり、今日は登って来られる方も先日までと比べ、ぐっと少なくなりました。明日も人の流れは少なくなりそうです。これでこの夏をなんとか乗り越えたようで今はほっとしています。
今日も日の入りは見られませんでしたが、その少し前の西側の空には太陽の光がまぶしく輝き、その下の高瀬渓谷には雲海が入り、美しい光景を見ることが出来ました。ただ、朝晩は本当に寒くなってきました。
河地