濃くなりつつある秋の気配。
山の上ではすっかり秋の空気となってきて、朝の気温は10℃を切るのが当たり前となってきました。街ではまだ30℃を超える日もあるようで、この気温差には体がびっくりしてしまうのではないでしょうか。汗をかいて登って来た後は、乾いた服に着替えるなどして、体が冷えることを防ぐことが大切となってきます。今朝は黒い雲が広がり、風も強かったこともあり、とても寒々しく感じました。皆さんも服をしっかり着込んでいらっしゃいました。
そして、槍穂高方面を見れば、クラゲのような形をした黒い雲がかかり、これもまたなんとも寒々しい光景でした。
その後、青空が広がり出し、黒い雲とは変わって白い雲が美しい模様を創り出していました。午前中は雲の様子が刻々と変わっていき、いつまでも眺めていたい気分でした。今日の空はまさに秋の空でした。
秋の気配が濃くなってきましたが街ではまだ日中の気温が上がるせいか、下から雲がもくもくと沸き上がってきました。今の季節は夏と秋が同居しています。
午後になって雲が多くなってきて日の入りは見られませんでしたが、その15分くらいには西の空が真っ赤に染まる美しい夕景を見ることが出来ました。この素晴らしい夕景でしたが、皆さん寒かったようで小屋の中に戻って来られると「わーあったかい」と口にされる方が多くいらっしいました。小屋の中にはまだストーブを必要とはしませんがそろそろ朝晩はストーブが必要な季節となってきます。
河地