曇り空。
今年の秋の連休は登山を楽しみにされていた方も多いことでしょうが、台風の接近により、やむなく予定を変更された方が多くいらっしゃいました。こればかりは致し方ないことですね。
天気が荒れる前後の朝焼け、夕焼けは普段見られないような美しさを見せることが多くあります。今朝もそんな朝焼けでした。
台風はまだ遠くにあるため、今日の日中は曇り空となりました。曇り空だと光が均等に当たるため、紅葉の始まった山肌の色は昨日とはまた違った美しさがありました。それだけでなく紅葉はこの一晩でまた進んだようで、より美しくなっていました。
日中はなんとか天気がもってくれたので、日帰りの方を中心に思った以上のお客様が登って来られました。しかし、週末は大賑わいとなるテント場はさすがに静かなものでした。
台風が近づいたときはいつもとは違う雲が現れることがよくあります。南東方向の八ヶ岳上空に現れた雲は、この後の天気の崩れを物語るかのような少々不気味なものでした。
15時頃より、雨がパラパラと降ったり止んだりとなりましたが視界はあり、周りの山々は見ることが出来ていました。東側には濃い雲海がでていたので街では曇り、もしくは雨となっていたのではないでしょうか。
夜になって雲海の切れ間から、安曇野の夜景を見ることが出来ました。今日は大きな天気の崩れもなく推移しましたが、さすがに明日は台風が近づいてくることもあり、今日のようにはいかないようです。この台風は今のところの予想では、燕岳の西側を通過していきそうです。そうなると風が非常に強くなることもあるので、明日の夜から明後日にかけては注意が必要となってきそうです。紅葉はまだ始まりかけたばかりなので、葉っぱがすべて飛ばされてしまうという心配はまだないのですが、どうか穏やかに過ぎ去ってもらいたいものです。
河地