澄んだ空気。
台風18号は真夜中から今朝にかけて最接近だったようで、小屋がまるで地震かのように揺れて落ち着かない夜となりまたが、この周辺では大きな被害もなくほっとしました。午前中はまだ雨が残っていましたが次第に天気は回復していきました。そして展望が広がり出すとそこには紅葉が進んで美しさを増した山肌が見られました。今でも美しいのですが、紅葉のピークはさらに美しくなります。
山荘直下の夏道と冬道の分岐辺りではナナカマドがいい色に変わってきているようでした。
天気が回復して人の流れも戻ってきました。街で暮らしていると想像が出来ないのかもしれませんが山の上では紅葉が始まってきていて、秋山の一番いい季節が始まろうとしています。
また、紅葉だけではなく水田の多い安曇野の色も黄金色の美しい色へと変わってきました。そろそろ稲刈りも始まることでしょう。
台風が大気中の塵を飛ばしてくれたおかげで今日は視界がとてもクリアーで、遠くの山もきれいに見えました。小諸市の奥にはギザギザの妙義山も見つけることが出来ました。
台風の後には冷たい空気が入ってきたようで日中もひんやりとした空気でした。この冷たい空気のためか、八ヶ岳の上にはもくもくとした積乱雲が現れていました。
夕方になって槍ヶ岳も姿を現してきました。それを眺める皆様は寒いのでダウンをきていらしゃっる方も。ダウンは軽くて保温性も高いのでこれからの季節はあるといいですね
日没も随分早くなってきました。今日は少し雲があったので17時40分には沈んでしまいました。15時をすぎると気温もどんどん下がってくるので早めに到着出来る計画でお越し下さい。
河地