無理のない、安全な登山を。
さかきです。
連日積雪等の情報を山から発信しておりますが、ここ2、3日お問い合わせの声を聞いてみると、まだ10月、下界ではまだまだ秋真っ只中。にも関わらず「大天井岳お越しの際はアイゼン・ピッケルの携行を」とお伝えしても、感覚的にまだ冬山の装いにピンときてない方が多いのではと思われます。
▲安曇野より北アルプスを望む
今日は所用で下界にいたのですが、麓安曇野平から眺める北アルプス南部の山肌は、まだまだ黒々としており、パッと見るにとても“冬山”とは思えない山容です。しかし、よく目を凝らしてみると、
▲右端ピーク 大天井岳
標高で言えば2,500m辺りからだと思われますが、そこから上部は白い山肌です。
明日以降の週末、大天井岳方面にお出かけ予定の方、よく気象情報(特にヤマテン等山岳気象に長けた情報)をご覧頂き、無理のない山行をお願いしたいと思います。
<ご注意>
・燕山荘から先の縦走路は、皆様が思った以上に積雪は多めです。個人差はあるかと思いますが、アイゼンやかんじきを装着して雪上歩かれる場合、実際はかなり時間がかかるものと想定されて計画をお立て願います。
地図等に記載されているコースタイムはあくまで無積雪期の標準的なものに過ぎないため、その点十分ご注意願います。
・仮にトレースがついていたとしましても、よく踏み込まれていないため、足元は非常に悪いかと思われますので、その点も留意されますよう重ねてお願い致します。