強まる風雨。
もう雪も降ったのに台風接近とは、今年の10月は天気がよくありません。昨日お泊りの方も足早に下山されていかれました。午前中は雨は降っていたものそれ程悪い天気ではありませんでした。燕岳も姿を見せてくれていました。
このような天気なので登って来られる方もなく、フロント前のニス塗りを行いました。今日のような日にしかここの作業は出来ません。まず、いま塗ってあるニスはがしから始めます。これがなかなか大変で、みな粉まみれにならながらの作業となります。これを終えてからようやく新しいニスを塗ることが出来ます。
お昼頃より東寄りの風が強まってきて雨も強くなってきました。そんな時の登山道は川のようになってしまいます。それをほおっておくと登山道は水にえぐられてしまいます。それを少しでも防ぐために雨水を登山道の脇へ流してやる道を掘ります。こうすることで登山道の浸食を少しばかり防ぐことが出来ます。多くの先輩スタッフが守って来た登山道を少しでも長く維持できるようこの作業はかかせません。
稜線では強い風が吹いていても三角点の森林限界より下に入ってしまうとあまり風の影響を受けなくなります。今日のような天気ではそれを強く実感できました。これからの季節森林限界の上と下では気象条件が大きく異なることがあります。
厳しい天気でしたが、合戦小屋の解体作業は行われていました。
明日は台風通過後寒気が入ってきて気温は氷点下の厳しい寒さとなりそうです。そして降雪なるとの予報もでています。夜になって風雨はさらに強くなってきました。大きな被害がないことを祈ります。
河地