雪はだいぶ融けました。
さかきです。
昨日の雪模様から一変、今日は一日良い天気でした。
▲大天荘と大天井岳
昨日は風が中心だったようで、積雪自体は多くありませんでした。にわかに積雪した分は、昼間の陽ざしでかなり融けました。
▲槍・穂高連峰
手前を横切っている白い帯は、大天荘から常念岳方面に伸びる登山道。
▲中央 常念岳 遠望 富士山他
一昨日の雨が功を奏したのか、一週間程前の降雪による積雪は、かなり少なくなりました。当時画像には残せませんでしたが、この画面のほとんどが真っ白だったことを覚えています。
▲表銀座縦走路 燕山荘方面
確か先週の降雪直後、この縦走路を歩いた時は、平均膝位までのラッセルを強いられましたが、今日は地肌が露出しているのがよくわかります。
この後、通称“切通”分岐辺りまでの、夏道の様子を見に行ってきました。
▲切通~大天荘中間部
午前中のうちに行けばよかったのですが(画像暗くて申し訳ありません)・・・雪は概ねしまっており、所々凍結箇所があります。朝下山時などは、アイゼンの装着が安全かと思われます。
▲切通付近
このトラバース部分だけはスコップでカッティングしましたが、朝夕の凍結時の通行の際は注意が必要です。
▲切通から見た縦走路
今日、お見えになられたお客様によると、燕山荘~大天荘の間は、凍結箇所はあるものの、雪は概ねしまって比較的歩きやすかったとのことでした(お一人の方はアイゼンは携行しつつも、つけずに来られたそうです)。
ということで、この次までにまとまった降雪が無い限りにおいて、燕山荘~大天荘の登山道に関しては、積雪期に耐えうる装備を携行して頂ければ、雪が多い等による通行の支障はほとんどないものと思われます。
ただ、踏み固められた雪面は、「融ける→凍る」を繰り返すため、部分的に滑りやすくはなっているかと思いますので、変わらずアイゼン等の携行はお勧め致します。
営業もあと4日。
初冬の北アルプスの雪景色を、一人でも多くの方にお越し頂いてご覧いただけるよう、残り数日間も登山道の状況等、なるべくわかりやすくお伝えしていくよう心掛けたいと思います。
なお、燕山荘~切通分岐間、先日の降雪時に所々の夏道にロープを張り、冬道に誘うよう施した箇所がありますが、あくまでお客様判断において、ロープを跨ぎ、夏道通行できそうであればそれでも構いません。