冬山へと。
今日も雪の一日となり、今朝の玄関の温度計はマイナス14℃でした。これを見たら思わず外に出るのをためらってしまいました。でも外の様子が気になるので窓を覗こうと思いましたが、まるですりガラスのようになっていて全く何も見えませんでした。これはこれできれいなんですが、外と中の気温差を改めて感じました。
午後からは少しづつ気温が上がってはきたのですが、マイナス10℃をきることはありませんでした。この小屋の東側を通るルートも雪の吹き溜まりと屋根からの落雪の危険があるので、本日までとすることにしました。明日からは冬期小屋を曲がって、小屋の西側を通り、玄関まで来ていただくことになります。西側は悪天時はかなりの強風を受けることになります。冬期小屋を曲がる前にフードをしっかりかぶったり、ザックカバーはしっかりとついているか、場合によってはバラクラバや目出し帽も必要になってくるかもしれません。ここで再度しっかり身支度をしましょう。
屋根から伸びるつららがやけに大きいなと思い近づいてみると、つららに雪の結晶がいっぱい付いて大きくなっていたようでとてもきれいでした。
雪の日が続いているので、お客様も少なく、登山道も夏道から冬道へと変えたばかりの所もあります。雪も降り積もっていくばかりなので、赤旗の目印はありますが、まだしっかりとしたトレースは付いていません。今日、下山したスタッフもアイゼンよりもわかんを着けて下りました。登ってみえたお客様の中にもわかんを着けてきた方もおられます。今日のような日はその方が歩きやすかったのではないかと思います。
稲垣