真っ白け。
強い冬型の気圧配置となり、各地から風雪の被害のニュースが流れていましたが、ここでもやはり非常に厳しい風雪となりました。時折、雪が舞い上がると真っ白で何も見えない状態になることもありました。真っ白な世界が広がり、小屋の近くにいても一瞬、方向が分からなくなってしまいそうでした。冬道の下り口にあるこのカラマツも氷がびっしりと付き、とても寒そうでした。
クリスマスも終わり、年末までは静かな日々が続きそうです。その年末に向けての準備を始めています。一番大変なのはこの水作りです。ビニール袋に雪を入れて小屋の中へ運び、それを大きな釜で解かしていきます。なかなか労力と時間のかかる作業であり、水のありがたさを感じる時です。
安曇野市のライブカメラより
松本市のライブカメラより
今日一日は全く展望のない一日でしたが、麓の安曇野市や松本市はどうやら曇り空だったようです。このライブカメラからの映像からも分かるように山にだけ雪が降っている様子が分かります。街と山の上では随分と天気が違うものです。このライブカメラの映像内には燕岳周辺も写っているので参考になされるといいでしょう。
夜になっても風雪は止まず、時折、小屋がドンと風に強く揺さぶられます。こんな時でも小屋の中では明かりがつき、ストーブで暖かく、小屋のありがたさを感じます。
河地