雪煙。
マイナス11℃と昨日に比べ、若干寒さは緩みましたが、冬らしい寒い朝を迎えました。そんな中、太陽が昇ると先日の降雪で真っ白になった山肌が紅く染まり出し、感動的な朝となりました。期待通りの冬の朝でした。
ただ風は意外と強く、あちこちに雪煙が舞っていました。雪煙はみている分には美しいのですが、その中にいるとたまったものではありません。こうした風でトレースは消されてしまいますが、登りなら旗の左側、下りなら旗の右側を歩けばトレースが残っている場合もあるので、それを利用するとずいぶんと助かるものです。午後になると早くも天気は下り坂へと向かい、雲が多くなってきました。
先日は標高の低い所でも降雪となったようで、菅平高原もだいぶ白くなっていました。
夕方になって風が非常に強くなってきて、小屋もガタガタと揺れるようになってきました。今年の11月は二つ玉低気圧が通過することが多く、今回もそうなりそうです。今は気温がマイナス5度ですが、前線通過後は再び冬型の気圧配置となり、寒気が入ってきて、気温もグッと下がりそうです。上山日の天気が良くても下山の際、悪天となりトレースがかき消されてしまうこともあります。今年は冬の訪れが早いようで11月といえども完全な冬山となっています。わかんはお持ちになられた方が良いかと思います。
河地