低気圧通過。
昨日は冬にしては珍しい穏やかな晴天となりましたが、朝になると天気は悪くなっていて今にも雪が降り出しそうな状態でした。それでもなんとか燕岳は姿を見せてくれました。南岸低気圧が接近しているため、いつもとは違い南寄りの風が吹き、気温も高めでした。
日の出の太陽の姿もかろうじて雲を通して見ることが出来ました。お客様が下山される最後の日になんとか日の出を見ることが出来てうれしく思いました。
しかし、皆様が下山される頃より風雪模様となってきました。ただ、暖かい空気が入ってきていたので気温はさほど低くはなく、雪煙が舞い上がっていましたがどことなく安心感はありました。そして、午後には下では雨の予報があったので皆様足早に下山されて行かれました。雨に濡れずに帰れてたらいいのにな。冬の雨が厄介な理由はいろいろありますが、装備面でいえばウェア、手袋などは雨を想定していないのでびしょびしょになってしまい、場合によっては身の危険となる場合もあります。下山の時であれば多少の我慢で済むのですが、下で雨の中を歩き、上がってきて厳しい風雪となれば低体温症になる恐れがあります。
今シーズンの営業を終え、皆様が下山され、とても静かになりました。今日の午後は非常に荒れた天気となり、ものすごい風が吹いていました。トレースもやがてかき消されてしまうことでしょう。山は自然の姿へと戻っていきます。僕らがここにいるのもあとわずかとなってきました、明後日には下山予定です。
河地