美しい冬の朝。
昨日の強風は朝になって幾分弱まり、冬晴れのきれいな朝を迎えました。6時を過ぎてもまだ暗く、街の明かりが美しく輝いています。そして、その奥にはきれいな富士山が見えていました。こんな景色を見ると気分が高まります。
今朝の気温はマイナス13℃で昨日に比べると寒さも少しばかり緩みました。しかし、寒いには変わりありません。それでも6時56分、東の空から太陽が顔を出すと辺り一面、太陽の色に染まり出し、この美しい光景を見ようと皆さん外へと出てこられました。寒くてもこの景色の美しさの方が勝っています。
槍ヶ岳から穂高岳連邦も美しい色に染まりました。久しぶりに見る今日のこの美しい朝の光景には興奮を覚えました。
昨日は強風のため、燕岳をあきらめた方も今日は燕岳へと向かわれ、多くの方が冬の燕岳へ登頂されました。冬の燕岳は天気によっては山頂を踏むことが困難な場合もあります。なので冬の燕岳の頂上へ立てた喜びはなおさらのことでしょう。
日中はこのまま好天が続くのかと思わせるような天気でした。ただ、この晴れはどうやら疑似晴天であったようです。
9時頃になると先程までの晴れがウソであったかのように燕岳も隠れ始め、雪が降り出してきました。そして、再び強い風が吹いて荒れた天気へと変わっていきました。冬の天気はなかなか難しいものです。そんな時はヤマテンなど山岳専門の気象情報を利用されるといいかと思います。
今年もいよいよ終わりが近づいてきました。燕岳で年越しをいう方も明日には中房まで入られることでしょう。天気は微妙なところですが多くの方が燕岳で年越しの日を過ごすことが出来たらいいなと準備を進めています。
河地