6月の雪。
今朝、外へ出てみるとあたりは白くなっていました。どうやら昨夜は降雪となったようです。今日から6月というのに山の上ではまだ雪が降るんですね。
その雪は晴れてくると6月の強い日差しに照らされて、あっという間になくなってしまいました。気温が高いのかガスが湧きやすい天気でしたが、そのガスの切れ間から広がる青空がとてもきれいでした。
今日より小屋の東側の通行が可能となりました。この部分は小屋開け当初は三階まで雪があったのですが、日々の除雪によりこうして歩けるようになったことは非常に感慨深いものでした。
明日の週末に備え、登山道の歩きにくくなっている部分の雪切りを行いました。雪の上を歩く箇所は少なくなってきていますが、もう少しの間はピッケルとアイゼンはあったほうがいいような気がします。また、スニーカーなどで登って来られる方がいらっしゃいますが、つるつると滑って見ていてもハラハラドキドキしてしまいます。靴底の堅い、しっかりとした登山靴でお越しください。
今日も小屋の近くでライチョウを見かけました。槍をバックに、燕岳をバックにといい位置にきてくれました。オスはこの時期縄張りを見張るためにこうして見晴らしの良い場所にいることが多いので今は見つけやすい時期です。
今日の日中は夏のように東側半分がガスで覆われるような時間帯もありました。ガスの動きのおもしろい一日でもありました。今日は雪景色で始まり、この素晴らしい夕景で終わるいい一日でした。
河地