まだまだ続く雷鳥の戦い。
雲の多い朝で始まりましたが、朝焼けで雲が真っ赤に染まり美しい朝でした。この朝焼けが一番きれいなのは日の出の10分から15分前です。
日の出で赤く染まる雪面の面積が日毎に少なくなっていく一方、柔らかな新緑の面積がどんどん増えていくのを見るのがこのところの楽しみです。
新館の南側にはとてもりっぱな株のミヤマキンバイがあります。合戦尾根を登りきって疲れているところにこの花が皆様をお出迎えしてくれます。
今日も街の気温は上がったのか9時を過ぎると東側から濃いガスが湧き出してきました。西側の山々は見えていたのですが、山荘周辺もこのガスに覆われ、なんとなく暗い一日でした。
毎日のように見かけるこの雷鳥くん。岩の上で毛繕いをしながら今日も見張りをしていました。
その様子をしばらく見ていると遠くで別のオスの雷鳥の声が聞こえ、急に立ち上がりグエーっと威嚇の声を上げていました。
そして、そのもう一羽の雷鳥は近くにやってきてオス同士の戦いが始まりました。どちらの雷鳥か途中で区別がつかなくなってしまいましたが、勝った方の雷鳥が再び岩の上で見張りを始めました。
明日はどうやら雨となってしまいそうです。でもこの雨で木々や花々はより一層いきいきとしていることでしょう。
河地