夏が来た。
梅雨明け発表があったものの今朝は街は晴れているのに山には雲がかかっていました。やはり北陸の梅雨が明けないと山にはスカッとした晴れはやって来ないのでしょうか。それでも水田の稲は青々としてきて北アルプスの残雪も少なくなり、夏が近づいて来たことを感じさせられました。
梅雨明けの発表があったせいか6月なのに山は夏のような賑わいとなりました。そんな時、登山道もすれ違いで渋滞する箇所があります。登山道では登りの方が優先となります。そんなルールを守るだけでも安全で楽しい登山となります。
合戦小屋はトイレ工事のため、休憩スペースが狭くなっていますが、皆さん譲り合ってゆっくりと休憩されていらっしゃいました。今の時期、合戦尾根では体にまとわりついてくる小さな虫が発生しています。防虫ネットや虫よけスプレーがあると快適に登山が出来ることでしょう。
今日は早くも夏山シーズンが始まったかと思わせるような賑わいとなりました。午前中はガスが多かったのですが、午後より青空も出てきて、皆さん楽しそうに過ごされていらっしゃいました。また、コマクサも例年より咲き出しが早くすでにたくさん咲き出してきています。
とうとう生まれました。山頂の北側でライチョウのヒナを見つけました。6月中にヒナを見かけるとは思いもしませんでした。これも雪解けが早かったのでライチョウのエサとなる植物の成長が早かったためでしょう。
ちょっと気になったのはヒナが1羽しかいなかったことです。通常ライチョウは7つくらい卵を産みます。その中で立派に成長できるのは1羽いればいいところなのでしょう。もし全部が大きくなればライチョウだらけになってしまい、それはそれで困ったことになってしまいます。自然の世界は厳しいものですね。
河地