よく降るものです。
中房線の通行止めは今朝の7時に解除されましたが、この天気とあっては登って来られる方も非常に少なく、雨と風の音だけが大きく聞こえてきました。一体この雨はいつまで続くのでしょうか。そろそろ青空が恋しくなってきました。
この雨でテント場の雪もかなり解け、地面がだいぶ出てきました。テント場のトイレも本日より使用可能となりました。テント泊の方はこちらをご利用ください。
テント場の雪がなくなれば、通常であれば山荘直下の夏道が通れるはずなんですが、今年は雪がとけて夏道が出てきた段階で一か所に地滑りが見つかり、通行できない状態が続いています。最初見た時より地滑りは大きくなりました。木の枝を払って我々が道直ししてもそう簡単に通行可能とはいかなそうな状態です。今しばらくは冬ルートのご利用となります。
こんな雨が続いていますが、山荘直下の冬ルートにはたくさんのハクサンシャクナゲが咲き出してきています。またチングルマとイワカガミの競演も見られ、お互いの花がより一層美しく感じました。
こんな雨でしたが、今日もイワヒバリの親鳥はせっせとエサを巣に運んでいました。そのたびにヒナたちの元気な声が聞こえてきて明るい気分にさせてくれました。
今のところ今回の雨による登山道の被害はありません。ただ電車やバスなどの公共交通機関に影響が出る場合もあります。それに今日のように中房線の通行止めといったことも出てくるのでゆとりのある計画でお越しください。この長雨が終わればいよいよ本当の夏がやってくることを楽しみにしたいものです。
河地