涼を求めて
7月20日(金)午前10時半の気温 27℃ 晴れ
暑い日が続いています。「今年の夏は猛暑となる」との長期予報通り、毎日気温は上昇!
それでも標高1380mの有明荘周辺は街からお越しいただく方々にとっては涼しく過ごしやすい場所となっているようです。
涼を求めてやって来るのは人間のみならず、トンボもたくさん見かけるようになりました。
▼アキアカネ
アキアカネ…俗にいう赤とんぼですが、里では秋の風物詩でもあります。このアキアカネは里で生まれ、暑い夏は高山で避暑、そして秋になると再び里へ戻っていくトンボです。
今年は早い時期からこのアキアカネを見かけ、この夏の暑さを物語っているようです。
そして有明荘周辺では夏の花が次々と顔を出しています。
▼ネジバナ
小さな花が細長い茎にらせん状にねじれたように巻きついている花です。右巻き、左巻きがあって、それを探すのもなかなか楽しいものです。
▼ヨツバヒヨドリ
蝶に人気の花で特にアサギマダラの吸密植物として有名です。
▼ウツボグサ
ウツボグサという名前は、この花穂の形が弓を入れる「うつぼ」に似ているため名付けられたと言われます。
▼クガイソウ
漢字では「九蓋草」と書きます。蓋(がい)というのは笠を数える単位で、ちょうど九層ぐらいあるので「九蓋草」と名づけられたそうです。
▼オオバギボウシ
擬宝珠(ぎぼうし)は、橋の欄干(らんかん)などの上端につける装飾具のことで、花の蕾の時の形が「擬宝珠」に似ていることが名前の由来です。まだ蕾が多いのですが、茎に近い場所から徐々に花開いていきます。オオバギボウシの花言葉は、「落ち着き」「静寂」「沈静」など。下を向いて薄紫色の花を静かに咲かせている姿は花言葉のイメージそのものです。
今日はしっとりと花の紹介をさせて頂きましたが、今は夏山シーズン真っ盛り。
この週末も登山を楽しむ方で賑わうことと思います。
下山の際は有明荘の大きな露天風呂とボリュームたっぷりのお食事をお楽しみください。
(猪股ひ)
燕岳登山口近くの登山者専用無料駐車場は、連休中や最盛期の週末は、混雑し、満車になることが予想されます。出来るだけ安曇野市内数ヶ所の登山者専用無料駐車場に車を止められ、併設されている中房温泉行定期バス(最終のバス停が燕岳登山口周辺になります)かタクシー等公共交通機関のご利用をお薦めいたします。
週末は燕岳登山口付近の駐車場が満車の場合は、安曇野市から委託された誘導員が、宮城ゲート手前で他の登山者専用駐車場をご案内しています。
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