夏と秋。
さかきです。
8月も残すところ10日余り。お盆休みも今日までという方多いことでしょう。
一昨日金曜日からの週末、朝晩の冷え込みはやや身に応えましたが、夕立等は一切なく、絶好の登山日和となり、多くの方で賑わいました。
週末土日の光景をハイライトでお伝えします。
【18日土曜日】
冷え込んだ金曜日の朝に比べると幾分寒さの緩んだ土曜日早朝。それでも外の温度は5℃台まで下がりました。
無風だったのが手伝って、前日に比べれば、肌身で感じる寒さもいくらか緩み、外で日の出を待つ時間も苦にはなりませんでした。日の出は概ね5:05。
▲テント場から穂高連峰
▲同じく剣・立山連峰、鹿島槍ヶ岳方面
「来てよかったね」
「うん」
何気ないテント場での会話。その一言は短いながらも、込められた思いは、この方々の笑顔からはたくさんにじみ出ていました。
日の出から40分程経っての図。雲海、浅間山方面の峰々、麓安曇野のバランスがとても印象的でした。
昼下がり、大天荘から蝶が岳方面を見上げる空は、秋めいた感じ。
“炎天下”ではないので、降り注ぐ陽ざしの下、ベンチで生ビールを楽しむ人、テントで昼寝をする人、皆とても気持ちよさそう・・・夏山シーズンも終盤、皆さん思い存分夏山を楽しんでいるように見えました(ビールが と・て・も 美味そうだったので余計にそう感じたのかも・・・)。
そして迎えた夕方。
太陽光線が、辺り一帯をピンク色に染め上げ、美しい夕景でした。
そして、槍穂の上には月齢6.7の上弦の月がくっきりと。
この陽気に誘われて、テント村も大勢の人で夕方にはスペース一杯となりました。
そして明けて今日19日。
今朝も気持ちのよい朝。気温も8℃台まであがり、冷え込みはすっかり緩みました。
東や北の空に広がる巻雲は、“秋”を感じさせます。8月19日、下界で“秋”を口にするのは早いですが、殊、山の上では季節の歩みは一歩も二歩も早く進みます。何せ、北海道大雪山系では、8月17日未明に雪が降ったとか。
季節の変わり目、つぶさにお伝えしていきたいと思います。
〈ぜひ来年も〉
旅行会社主催の登山ツアーは方々でたくさんあります。大天荘は主に昼間の昼食営業で利用して頂くエージェントさんは多いのですが、殊、宿泊利用となると、めっきり少なく・・・
そんな中、昨晩は「風の旅行社」様一行が宿泊にてご利用頂きました。ありがとうございました。
ガイドは、約20年前の燕山荘グループ ヒュッテ大槍のOB木元さん。今は、山関係の雑誌等の執筆をメインに活躍されています。昨晩はご一緒に少しだけ“一杯”お付き合い頂きました。今年は常念岳~大天井岳~燕岳というコースでしたが、来年は表銀座縦走でまた利用を計画したいとのこと。
ぜひぜひよろしくお願い致します。