朝の気温、2℃。
さかきです。
昨日のヤマテン予報では、今朝は「冷え込む」・・・
ということを念頭に、夕べは床に就きました。
寝床となる屋根裏部屋は、夏は夜中でも熱気が冷めず、朝方は大抵布団を剥いだ状態で目が覚めます。しかし、今朝はしっかり布団にくるまったまま、目が覚めました。
階下に降り、確かに館内の温度はどことなくひんやりと感じ、そのまま発電のため玄関から外に出てみると、
わかりづらいでしょうが、東の空正面にオリオン座がくっきりと姿を現しており、それを見た次の瞬間、ふと肌身に感じる空気の冷たい事。
弱い冬型の気圧配置は、ここ大天荘周辺に、この夏の時期としてはかなり冷たい空気を運んできたのでした。
日の出は概ね5:05頃。北寄りの冷たい風は、夏山気分で見えられた登山者の方々にとっては身に応えたようで、皆さん薄手のダウンやフリース、雨具等、あるものを全て着込んでの、ご来光見物となりました。
夏から秋にかけての、綿毛のチングルマが朝日を浴びる光景は、個人的にとっても好きな図。毎年ブログに登場しているかと思いますが、今年ももれなく。
▲オヤマソバ 背後 穂高連峰
▲コウメバチソウ
▲ウサギギク
このウサギギクの図、なんとなく夏の終わりを物語るような感じしませんか。
それにしても今朝は、朝日を浴びる雲や山肌、花達全てが、冷え込んだ分、より輝きを増し、きれいでした。
一方で、冷え込んだ証となるものが、外ベンチに。
初氷と呼べるものかどうかは微妙ですが、昨日まで降った雨の水滴が、すっかりベンチの上で氷と化していました。
とうことで、これからの時期、タイミングによっては、朝晩0℃近くまで冷え込むような日が、ちらほら出てきます。
先にも述べましたが、薄手のダウンやフリース等、防風防寒着の携行はお忘れなく、お出かけ頂きたいと思います。
▲大天荘と大天井岳
▲秘密の展望台から槍穂
日中も北寄りの風は収まらず、空の青さもどことなく“秋の空”と言う感じ。
とはいえ、久しぶりに日中霧や雲に覆われることはなく、また雷ゴロゴロもなし。じつに清々しい一日でした。
そして迎えた夕方。
▲槍ヶ岳に絡む霧
▲日の入待ちわびる大天井岳山頂の人々
▲日の入直前 三俣蓮華岳付近
▲テント場から槍穂と月
思えば色彩的にカラフルな一日だったような・・・
ここ数日はよいお天気続きそう。
明日はこの陽気に誘われて、テント場・小屋泊とも混みあいそうです。予めご了承の上、お出かけ頂きますようお願い致します。
〈おまけ〉
ここにきて、雷鳥家族の動きが、より活発化。ヒトやテントの多さなんのその。
テント泊の方、昼寝のあと、ファスナー開いたら目の前に雷鳥、なんていう場面に遭遇するかも・・・