大地のアート
9月1日(土)午前11時半の気温19℃ 曇り時々小雨
今年の夏は気温の高い日が多く、8月中旬以降も日中は汗ばむ陽気が続きましたが、暦の上では今日から9月…さすがに標高1380mのここ有明荘では朝晩肌寒さを感じるようになってきました。
里より一ヶ月早く今日からスタッフのユニフォームがTシャツから白シャツに衣替え。そして今日からご夕食の献立のひとつであった冷たいお蕎麦が温かい小鍋の煮掛けうどんになり、季節の節目を迎えました。
この数日「初秋」にふさわしい風景もあちこちで目にするようになりました。
まずは安曇野市内の初秋の風物詩ともいえる風景です。
▼白い花が満開となったそば畑(撮影場所:安曇野市堀金地区)
小さな白い花がそば畑一面に咲き、白い絨毯のようです。収穫を目前にした稲穂の黄金色とあいまって、まさにこれこそ自然のアートとも言える見事な風景です。
「蕎麦(そば)」は誰でもが知っていると思いますが、「蕎麦の花」を実際見たことがある方は少ないのではないでしょうか?
▼蕎麦の花
小さいながらも可憐で美しい花です。
この風景を見られるのはこの時期だけなのでお車でお越しの方には是非見て頂きたいおすすめスポットです。
そばの花を見られるのは安曇野市内ですが、有明荘周辺でも秋を感じる花が咲き始めています。
「秋の七草」として古くから日本人に愛され「万葉集」でも 秋の季語としてたくさんの歌が詠まれている「萩(ハギ)」の花です。
▼ハギの花
「萩」の漢字は 草かんむりに秋…まさに秋の花ですね。
▼ノコンギク
菊も秋を感じさせる花です。野に咲く紺菊=「野紺菊(ノコンギク)」は野菊の代表的な花です。
ここ数日、前線の影響で芳しくないお天気が続いていますが、ひと雨毎に秋が近づいてきているようで、季節の変わり目を感じる今日この頃です。
(猪股ひ)