稜線の花。
さかきです。
▲合戦尾根から望む大天井岳
所用にて、今日は大天荘を離れています。
雲に遮られている大天井岳。ここ数日、遠目から見るとこんな感じだったのでしょう。
ちなみに、今朝の大天荘玄関前の温度計は、朝5時の時点で気温は5℃台。
昨日の予想通り、秋雨前線の南下に伴い、大陸の比較的冷たい空気が入ってきたことに因るのでしょう。
朝晩の外気温はこれから徐々に下がっていきます。
ところで、今日は久々の合戦尾根。9月に入り少しは色づきはじめているかな・・・いやいや、ナナカマドの実だけは充分に熟してきてはいるものの、さすがに紅葉にはまだ早いようです。
▲燕山荘ヘリポートから燕岳とナナカマドの実
▲燕山荘直下 表銀座縦走路より燕岳
稜線から望む燕岳方面でさえ、まだまだ青々としているわけですから、合戦尾根が色づいているはずないですね。
一方で、燕山荘のヘリポート際に生えているナナカマドの赤い実の群生がとても印象的でした。
ということで、昨年も同じころに似たような話題をお伝えしましたが、今日現在の表銀座縦走路、とりわけ通称“為右衛門吊岩”付近で、まだ見かけることのできる花達をいくつかご紹介します。
▲コマクサ
▲ミヤマコゴメグサ
▲ハクサンボウフウ
▲オオヒョウタンボク
▲ヤマハハコ
▲ミヤマアキノキリンソウ
▲ミヤマリンドウ(蕾)
▲ハクサンフウロ
コマクサは、時期的にはすでに終わりの花ですが、所々けなげに咲いているものがあります。
台風21号が明後日あたり日本列島を伺っているようですが、この花達、耐えられるでしょうか・・・
さて、久しぶりに標高を下げるにともない、改めて思ったこと。
3,000m級の稜線上と大きく違うこと、それは・・・
▲第一ベンチ下のカラマツ林
多くの木々に囲まれた空間、その中で木や植物から発せられる香り。
まだ青々とした植生からの独特の香りは・・・とても心が落ち着きます。
時にはいいものですね。
それにしても今年は台風の当たり年。
迎える21号、大きな影響被ることなく早く過ぎ去って欲しいところです。
火曜日あたり大天井岳登山をご予定くまれている方、決して無理のない行動・計画をお願い致します。