久々の日の光。
ゴゼンタチバナ
タケシマラン
今朝、山の上はいい天気だったようですが、下は雨。どうやら雲海の下は雨となっていたようです。雨の中歩いているのも楽しいことはあります。今はたくさんの木の実が出来はじめてきています。それを探しながら歩くのもいいですよ。
こんな雨の日は人の流れも少ないので登山道整備には向いています。半日かけてこの階段を作り上げました。直したいところはもっともっとたくさんあるのですがなかなか進みません。こつこつとやっていくしかありません。
合戦尾根の少し上
合戦の頭付近
この長雨の中、紅葉が始まりだしてきました。合戦尾根上部ではおもしろいことに紅葉は下から上へと進んでいきます。これは雪解けのスピードが下の方が早いためだと思われます。
今日は標高の高い方が天気は良く、登山口から小屋の直下あたりまでは雲やガスに包まれ、下の方ほど雨量が多くなってきました。こっちはずぶ濡れになりながらカッパを着て登っているのに上から降りて来られる方がカッパをみていないのを不思議に思ったのですが小屋についてこの久々の青空を見れば納得できることでした。
そして、日の入りが近づく頃、槍ヶ岳も姿を現し、それを見ようと多くの方が集まっていらっしゃいました。久しぶりに太陽の光が差し、人の影を見ることが出来ました。影を見て感動することはありませんが久々に見る影に不思議なことに感動を覚えました。
日の入りはしばらく見ないうちに17時台へと入っていたようで見逃してしまいましたが日没後、ちょっと珍しい光景を見ることが出来ました。東沢乗越に滝雲が現れました。
この先の天気予報を見ていてもなかなか晴れマークが現れません。今年の秋は雨の多い秋となっているようです。
河地