長雨終わる。
今年の秋の雨は本当に長く続くものとなりました。連休最終日の今朝も濃いガスに包まれ、展望もなく、みなさん燕岳の姿を見ることなく下山されることとなってしまいました。それでもあちこちからは楽しそうな声が聞こえてきてそれがせめてもの救いでした。
10時頃になるとこのガスも取れ出し、燕岳が姿を現して来ました。この雨で展望のない数日の間に紅葉はかなり進んだようで、燕岳の中腹部の山肌の色が美しい秋の色へと変わっていました。また野口五郎岳や鷲羽岳などの裏銀座の山肌の色も秋の色へと変わってきました。この久しぶりに広がる展望にようやく明るい気分になれました。
日中、稜線の東側半分は濃いガスに包まれましたが、そのガスと紅葉した山肌の対比がとてもきれいでした。
今日登て来られた方たちはほとんどこのガスの中を歩いてこられたので稜線に出て突然広がるこの展望に大変喜んでいらっしゃいました。ただ、稜線に吹く風は冷たく、すっかり秋のものでした。
その後はガスに包まれてしまいましたが日の入り後、ガスが急に取れ始めました。明日こそは日の入りがみられるのでしょうか、楽しみです。
久しぶりに星空も見られました。半月の月明かりが明るく、見える星が少ないですが月明かりもまたいいものですね。ただとても寒く玄関先の温度計は4℃台を示していました。都会の冬と変わらない気温ですね。山の秋はどんどん深まっています。明日以降はようやく晴天が続きそうです。
河地